パットの、ほんとう

10分の1未満

「彼方への挑戦」(松山英樹著 徳間書店刊)の最終章の中にうまくいかない、だから楽しい という一節があります。 一部を引用させていただきます。
  ー−−−
  はっきり言って、思いどおりにならないことのほうが多い。
  それは、今の僕だってそうなんだ。優勝したマスターズを振り返ってみた。4日間72ホールで記録したストローク数は278だ。

     そのすべてを思い返したとき、「自分の狙い」「実際に放ったボール」「結果」、そのすべてがマッチした、最高にうまくいったと思えるショット、パットを数えたら、たった20打しかなかった。

最終日でいえば、17番と18番のドライバーショットだけだ。(中略)

     「すべてが完璧だ」と思えるショット、パットはすべてのストロークのうちで10分の1に満たない。つまり、ゴルフはたくさんの「うまくいかない」をつなぎ合わせてスコアを作るゲームだ。
    でも、うまくいかないから、うまくいったときが楽しい。
  うまくいかないから、うまくいったときを想像する。
  なぜ、うまくいかないかを考え、それを突きつめるのが楽しい。
    「人生と同じ」などと偉そうなことは言えないけれど、ゴルフは「うまくいかないを楽しむ」スポーツだ。少なくとも僕は、その楽しさと等身大で向き合っている。
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    アヤコさんこと岡本綾子は、プロの選手でも1RNDで納得できるショットは1打か2打だとおっしゃったことがあります。松山の仰る10分の1と符合しますね。勿論、結果オーライというラッキーもあって優勝という歴史的栄誉にもつながったと思いますが、、、。

   我々一般アマチュアでもそれなりに得心のいくストロークは10%とか或いはもっと少ないと思います。
   松山の言葉は、ほんとうにゴルフを楽しんでいる人間の言葉ではないかと思います。

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