高速グリーンは実は易しい
岡本綾子は「週刊ゴルフダイジェスト」2021年NO.41に次のような解説をしておられます。
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高速グリーンは素直に転がるので実はやさしいんです
一般にグリーンは速いほど難しいと考えられています。
ラインに乗せられれば、実はパットは決まりやすくビッグスコアが生まれる可能性があります。
勿論、外してしまうと、タッチにもよりますが3パット、場合によっては4パットを招く危険性もあります。(中略)
長年のプレー経験から言いますと、遅いグリーンの方がスコアが出にくいと感じることもあるのは事実です。何故なら、ほとんどがショートしてしまうからです。
刈高の高いグリーンは、少なからず芝の影響を受けやすくなる不確定要素が多くなりイメージ通りに転がってくれないことがあります。
しかし、高速グリーンだと、初めはタッチに慣れなければなりませんが、傾斜をしっかり読み切ることさえできれば、意外とカップに吸い込まれていきます。
刈高が高めの遅いグリーンは、ラインに乗せることにプラスしてしっかり打たなければならない要素が入ってくるため、実は逆に難しいと感じる時があるのです。(中略)
プロがスタート前に練習グリーンでチェックしているのは、まさにこのグリーンのスピード感です。その日のグリーンの速さを、自分の感覚に合わせるためです。(中略)
ラインの読み方やタッチでの調節は、経験の中で自分なりに培っていくしかありません。こればかりは誰かに教えてもらえるものではないのです。
言いたことは、高速グリーンアだからと言って恐れる必要はないということ。いくら速くてもタッチは慣れてきます。
速いグリーンほど素直な転がりをしてくれるので、逆を言えばやさしいともいえるので、前向きにとらえてくださいね!
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生意気を言うようですが、私Green Keeperも速いグリーンが好きです。
と言ってもツアーのような(JLPGAで大体12feet)速いグリーンはタッチを合わせるのに苦労します。好きなのは10feet前後です。
このくらいの速さだと、ラインに乗せやすいというか、ライン通りに転がってくれるので気持ちよくパットできます。
たとえ外れたとしてもボールの転がりそのものに気持ちよさを感じます。
現在の日本の管理技術だと、どこのゴルフ場も10feetくらいに仕上げるのは難しいことではありません。
そうしないのは、不慣れな方が多いのでグリーン上が渋滞するからです。
経営上遅めに設定されているのが現状です。
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