パットの、ほんとう

集中して何も考えるな

H・ペニックのレッド・ブック(本條強訳 日経ビジネス人文庫)に次のような一節があります。
要旨を引用させて頂きます。
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パッティングストロークにおいて、最初に覚えなければならない最も大切で基本的なことというと、それはまさにチッピングと同様です。
フォロースルーで手をパターのヘッドより先に、または一緒に持ってゆくという事です。

しかしB・キャスパーやC・ロドリゲスのようなパットの名手の多くは、手首を使ったストロークをし、ボールをポンと弾くように打ちます。
そのようなストロークで上手くパットを決めている生徒を見たら、私はそれを変えることはしません。パッティングは人それぞれのやり方があるのです。

私はパットを簡単なシステムを使うことによって、生徒に教えようと思います。
先ずはボールの後ろからラインを読みます。
後ろからボールに近づき、ボールの真上、またはちょっとハンドファーストに手の位置を決めて、スタンスもとります。
 カップをチラッと見て、ラインにスクエアにセットされたパターのブレードを見ます。

さて、1回、2回、3回と練習ストロークをします。距離を測りながら、パットを沈めることに集中します。バケツスイング(*1)のイメージを使って、小さくフォワードプレスをして、ストロークを始めるようにします。
そしてボールの後ろにパターブレードをセットし、頭と目を動かさずに、最後にやった練習ストロークをまねて打つのです。

このシステムの大変に価値のあるところは、パットの重要さではなく、ストロークに集中することにあります。
というのは、たとえメジャートーナメントであろうと、このパットを沈めなかったらどうなるだろうというようなことを、決して考えてはいけないという事です。

繰り返しになりますが、決して考えてはだめですこれまでやった1万回のパットと同じように打つことです。

練習で行った最後のパッティングのストロークを真似ることに集中し、このパットをミスしたらとか、入れたらどうなるかというようなことは決して考えないことです。
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   は追記させて頂きました。

 ここに指摘されているように、ストロークするときとか、しているときに何かを考えると、そのパットをミスする確率が極端に高まることは誰もが経験しているところです。

*1:水を入れたバケツの取っ手を持ってを左右に振る場合、始動時にそのままでは上手くゆきませんね。
  そこで手首を少しだけ左へ振ってから右へ振るとスムーズに振れます。
  フォワードプレスを理解させるためのペニックさんのやり方です。
  それをバケツスイングという言葉で象徴させています。

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