パットの、ほんとう

独特のストローク

全米女子OPN2014でメジャー初Vを挙げたM・ウィー。この4日間で3パットは1つもありませんでした。

彼女が独特のフォームを採用したのは、一昨年末でしたね。

このフォーム、レッドベターの指導を振り切り、お父上が提案した方法を採用したと当時は報道されていましたが、最近の報道では「宮里藍と申ジエにヒントを得た。目を最大限に地面へ近づけることで、パターのフェースに球をきちんと当てやすくなった。ラインも見えやすくなる」と説明したそうです(共同通信の配信記事)。

宮里、申は155cmでウィーは183cmですから30cm近く身長差がありますが、それが本当の理由でしょうか。
ウィーはひょっとすると近眼なのかもしれませんね。

しかし、このフォームのお陰でしょう。
今季は「LPGAロッテ選手権」に続き、メジャーまで手にしています。

これらの勝利に、独特のパッティングのフォームが貢献しているのは間違いないと思います。

LPGAのHPからウィーのSTATSを覗いてみました。14年は現時点のデータです。
     平均パット数  飛距離yds FWキープ率 パーオン率
14年  1.765     262.3     67 %     78 %
13年  1.799     254.0     62        69
12年  1.892     268.6     53        66
11年  1.920     268.3     53        65
10年  1.840     274.5     54        73
09年  1.760     269.1     58        70

大まかに言うと、12年が底ですね。それでパットのフォームを変えた。

今季はパットのデータは09年並みに戻り(良くなり)、飛距離は少し落ちたもののパーオン率が格段と良くなっています。
パーオン率が上がり、平均パット数が下がる(パットが良くなっている)のですから、スコアが良くなるのは当たり前ですね。
今季これまでの平均スコアは69.314(ランク2位)と好調です。
平均パット数で言うと12年にランク119でしたが、今季は3位と飛躍的に良くなっています。

これって随分と勇気が要ったことでしょうね。

パットのフォームを変えると言うことは、その当初は大概においてパットの質が落ちます。
「成果が出るまで」
「辛い仕事」

それを乗り越えてゆくと言う決心がなければフォームの改造に取り組むことは出来なかったのではないかと想像します。
この独特のスタイルは一見奇妙に見えますが、ストロークの理屈からはとても合理的です。
「回転軸を水平に」

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