パットの、ほんとう

許容方向誤差

10mの距離からカップを眺めるときの視角は、地球から月を見たときの視角とほぼ同じ。

10mのパットはプロならずとも1発を狙うところで、成功の確率はゼロではない。

パットにおける人間の感覚の鋭さとテクニックの精巧さに感心する。

−−−これは「ゴルフの科学」(河村龍馬著 光文社刊)の一節です。

この本は日本における科学的なゴルフへの取り組みの最初のものと思います(1974年発行)。
タイトルについての記述部分を省略して引用させていただきます。
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カップインするかどうかは(人の作ったルールではなく)非情な物理法則に支配されるので、ボールの中心がカップの縁を切らない限り、カップインのチャンスはない。

このことから、パットの(転がり方向の)角度誤差の限界が決まってくる。

カップの大きさは決まっているから、距離が長いほど許容限度(角度)は小さくなる。

パットの距離に対する許容方向誤差
  距離     許容方向誤差
 0.5m       ±6°12’
 1.0m       ±3°06’
 2.0m       ±1°33’
 3.0m       ±1°18’
 5.0m       ±0°37’
 7.0m       ±0°26’
10.0m       ±0°18’
20.0m       ±0°09’
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これは物理的に自明の理ですね。

しかし、この方向の問題に無頓着なゴルファーもいらっしゃいます。

以上のことから、2mの(フラットなライとして)パットをいれるには、いかにパターの向きを正しくセットしなければならないかが分かります。

類似のことを山田パター工房の山田さんも仰っています。
「パターは何でも良い」

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